ひばな


■大変今さらながら、『火花』読みました。
キングオブ天邪鬼な性格をしているので、話題の作品というのが引っかかってずっと読んでなかったのですが、「今まで読んでなくてすいませんでした」と思いました。
とても……とても好きな作品でした……。

芸人・徳永。徳永が師匠として慕う先輩芸人・神谷さん。
これはもちろん主人公である徳永の話だけれど、それ以上に「徳永と神谷さんふたりの話」だった。
ふたりのための本だった。

「純粋」とは、美しくて危うくて尊いことだなと、読みながら何度も思いました。
ひたすらまっすぐに信じ、尊敬し、憧れ、慕うということ。
その人に認められたいと願い、追いつきたいと焦ること。
その対象が、世間的に凄い人ではなく、「自分にとって凄い人」であるということ。
迷いがない。混じり気もない。狂信的と言えるほど強い気持ち。
そういう、狂おしいほどの純粋さに私は弱いのだと、しみじみ思いました。

神谷さんはひたすら奇天烈で痛々しくもある人だけど、神谷さんを理解している徳永の視点で話が進むので、読み手的には救われました。

徳永の考え方や気持ちの多くに共感できた、というのも、この作品を好きになった要素の一つです。
それはたとえば、はじめて徳永が神谷さんを凄いと思った場面とか。
他にも、あれとかこれとかそれとか。
主人公と考え方が似ている、気持ちがわかるというのは、貴重な体験でした。

タイトルの「火花」がいろんな意味で作品に合っている。
このタイトル以外にないなと思う。


ここまで褒めまくってきたけどオチの辺りは物凄く微妙だと思いましたーーーオチ以外は大好きですーーーっていう感想もどうなんだろうかーーー

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シン

Author:シン
絵とエスニックとTFと擬人化と夢と魔法とはやみね作品が好き。

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